処方構成(この漢方方剤を構成する生薬の組み合わせ)
適応疾患および対象症状
遺精、滑精、夢精、おりもの、夜尿症
薬理作用
強精強壮、帯下改善、止帯作用、夜尿改善、尿漏改善、止血作用
東洋医学的弁証(この方剤が対象とする、東洋医学の診断に基づく疾患および症状)
腎精不足(腎精が不足する)、遺精遺尿(夢精と尿失禁)、崩漏帯下(不正出血とおりものの異常)、滑精白濁(無意識の精液漏れと白濁尿)
治法・治療原則(この方剤が持つ、東洋医学的治療法と治療原則)
補腎渋精(腎を補い精を収斂)、渋精止遺(精を収斂し遺精を止める)、固崩止帯(崩漏を固め帯下を止める)、固精縮尿(精を固め尿を縮める)
- 『方剤種別』については、複数の漢方方剤種別に属する方剤もあるが、当該方剤の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方方剤種別に基づき、単一の方剤種別に属させている。
- 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
- 『適用疾患および対象症状』については、当該方剤が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
- 『この方剤の持つ「薬理作用」』については、当該方剤の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。