処方構成(この漢方方剤を構成する生薬の組み合わせ)
適応疾患および対象症状
胸の痛み、胸苦しさ
薬理作用
鎮痛作用
東洋医学的弁証(この方剤が対象とする、東洋医学の診断に基づく疾患および症状)
痰濁気滞(痰濁と気滞が同時に存在する状態)、胸痛胸悶(胸の痛みとつかえ感)
治法・治療原則(この方剤が持つ、東洋医学的治療法と治療原則)
芳香開竅(芳香で竅を開く)、行気止痛(気を巡らせ疼痛を止める)、理気寛胸(気を理し胸を寛げる)
- 『方剤種別』については、複数の漢方方剤種別に属する方剤もあるが、当該方剤の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方方剤種別に基づき、単一の方剤種別に属させている。
- 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
- 『適用疾患および対象症状』については、当該方剤が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
- 『この方剤の持つ「薬理作用」』については、当該方剤の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。