知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

ベゲタミン-A、-B

解説

『ベゲタミン-A、-B』は、精神の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

塩酸クロルプロマジン・フェノバルビタール・塩酸プロメタジンを含んだ配合剤成分で、塩酸クロルプロマジンとフェノバルビタールの相乗作用によって強力な鎮静催眠作用を発現し、塩酸プロメタジンによって塩酸クロルプロマジンの副作用を軽減しています。主に統合失調症に用いられていますが、緊張感・不安感・イライラ感などを鎮める効果もあります。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

テルフェナジン使用者、アステミゾール使用者、フェノチアジン系使用者、アドレナリン使用者、ボリコナゾール使用者、タダラフィル使用者、2歳未満の乳幼児、脳障害、フェノチアジン系化合物過敏症、フェノチアジン系類似化合物過敏症、バルビツール酸系化合物過敏症

[慎重に使用すべき場合]

血液異常、肝機能障害、腎機能障害、重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症、褐色細胞腫、動脈硬化症、心機能障害、痙攣性疾患、痙攣性疾患の既往、虚弱状態、高温環境、脱水状態、栄養不良、緑内障、前立腺肥大、下部尿路閉塞性疾患、薬物過敏症、甲状腺機能低下症、高齢者

副作用

血液障害、腎機能障害、振戦、皮膚症状

重大な副作用

過敏症状(発疹など)、悪性症候群、遅発性ジスキネジア(口周囲の不随意運動)、再生不良性貧血、溶血性貧血、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症、呼吸抑制、肝機能障害、黄疸、紅皮症

本成分を用いた医薬品