知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

ジオクチルソジウムスルホサクシネート・カサンスラノール

解説

『ジオクチルソジウムスルホサクシネート・カサンスラノール』は、胃腸の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

界面活性作用を呈して硬結便に水分を浸透させ、消化管や肛門などを刺激せずに便を軟化させるジオクチルソジウムスルホサクシネートと、カスカラサグラダの有効成分を抽出したもので腸の蠕動運動を活発にするカサンスラノールを配合した成分です。効果の発現は8~12時間後で、弛緩性の便秘に高い効果を示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

急性腹症、重症硬結便、痙攣性便秘

[慎重に使用すべき場合]

妊婦

副作用

腹部不快感、発疹、のどの渇き、吐き気、腹痛、腹部の膨満感、腹鳴(おなかがゴロゴロ鳴る)、腸管穿孔、腸閉塞、虚血性大腸炎、高マグネシウム血症(吐き気、嘔吐、徐脈、筋力低下、傾眠など)

重大な副作用

過敏症状

本成分を用いた医薬品

[先発品]

ビーマス配合

[後発品(ジェネリック)]

ベンコール配合