知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

プレコール 持続性鼻炎 カプセル L

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

朝・夜1日2回だけの服用で優れた効果を発揮する持続性カプセルです。塩酸プソイドエフェドリンが鼻粘膜の充血やはれを押さえ鼻づまりを改善します。5つの成分がつらい急性鼻炎やアレルギー性鼻炎等の諸症状に効果を発揮します。

使用上の注意

次の人は服用しないで下さい。

  • 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 次の症状がある人。:前立腺肥大による排尿困難
  • 次の診断を受けた人:高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
    • 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい。
      他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)、塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬)
    • 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある)
    • 長期連用しないで下さい。

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談して下さい。
    • 医師の治療を受けている人。
    • 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    • 高齢者。
    • 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    • 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    • 次の症状のある人。高熱、排尿困難、むくみ。
    • 次の診断を受けた人。
      腎臓病、緑内障
    • モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン等)で治療を受けている人。
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください
    1. 服用後、次の症状があわられた場合。
      皮ふ:発疹・発赤、かゆみ
      消化器:悪心・嘔吐、食欲不振
      精神神経系:めまい、不眠、神経過敏、頭痛
      その他:排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさ

      ●まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
      ・ショック(アナフィラキシー):服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。
      ・偽アルドステロン症:尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。
    2. 5-6日間服用しても症状がよくならない場合。
  3. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。
    便秘、口のかわき

効能・効果

急性鼻炎、アレルギー性鼻炎または副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:鼻水、鼻づまり、くしゃみ、なみだ目、のどの痛み、頭が重い

成分・分量

本剤は、淡緑色と白色のカプセルで、4カプセル中に次の成分を含有する。
成分含量作用
塩酸プソイドエフェドリン120mg鼻粘膜の充血やはれをおさえて鼻づまりを改善します
クロルフェニラミンマレイン酸塩8mgアレルギー症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、なみだ目)をおさえます
ベラドンナ総アルカロイド0.4mg分泌抑制作用により鼻水やなみだ目をおさえます
グリチルリチン酸45mg炎症をおさえ、鼻炎の症状を緩和します
無水カフェイン100mg鼻炎に伴う頭重をやわらげます
添加物:トウモロコシデンプン、乳糖水和物、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、CMC-Ca、エチルセルロース、グリセリン脂肪酸エステル、タルク、青色1号、ゼラチン、ラウリル硫酸Na

保管及び取扱い上の注意

  • 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管して下さい。
  • 小児の手の届かない所に保管してください。
  • 他の容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  • 本剤の使用期限は外装に記載してあるので、使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。

用法・用量

次の量を、水またはお湯で服用して下さい。
  • 15歳以上:1回2カプセル、1日2回(朝・夕)水またはお湯で服用してください。
  • 7-15歳未満:1回1カプセル、1日2回(朝・夕)水またはお湯で服用してください。
  • 7歳未満:服用しないこと。


    用法・用量を厳守して下さい。
    小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて下さい。
    カプセルの取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること。(誤ってそのまま飲み込んだりすると、食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)

製薬会社

第一三共ヘルスケア