知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ベネスロン

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

痛みと熱に早く効く、アスピリン配合解熱鎮痛薬です。 痛みや熱は、からだの異常を知らせる合図です。しかし、がまんできないものは苦痛であるとともに、日常生活にも支障をきたします。アスピリンはこうした痛みや熱に優れた効果を発揮し、症状を鎮めます。ベネスロンは、このようなアスピリンの効果を高めるために、胃への負担を緩和し有効成分の吸収を早める合成ヒドロタルサイトを配合しました。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
  1. 次の人は服用しないでください
    1. 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. 本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
    3. 15歳未満の小児。
    4. 出産予定日12週以内の妊婦。
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
    他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬
  3. 服用前後は飲酒しないでください
  4. 長期連用しないでください

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    1. 医師又は歯科医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    3. 授乳中の人。
    4. 高齢者。
    5. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    6. 次の診断を受けた人。
      心臓病、腎臓病、肝臓病、胃・十二指腸潰瘍
  2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    関係部位症状
    皮膚発疹・発赤、かゆみ、青あざができる
    消化器吐き気・嘔吐、食欲不振、胸やけ、胃もたれ、腹痛、下痢、血便、胃腸出血
    精神神経系めまい
    その他鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、発熱、のどの痛み、背中の痛み、過度の体温低下

    まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
    症状の名称症状
    ショック(アナフィラキシー)服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
    皮膚粘膜眼症候群
    (スティーブンス・ジョンソン症候群)、
    中毒性表皮壊死融解症
    高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
    肝機能障害発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
    ぜんそく息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
    再生不良性貧血青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
  3. 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この添付文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

効能・効果

  • 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛
  • 悪寒・発熱時の解熱

成分・分量

成分1日量(4錠)中主な作用
アスピリン(アセチルサリチル酸)1320mg鎮痛・解熱作用
合成ヒドルタルサイト400mg胃粘膜保護作用

添加物としてタルク、トウモロコシデンプン、マクロゴール、酸化チタン、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、無水ケイ酸、青色1号を含有します。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. PTPシートを切り離すときは、変質の原因となりますので、服用しない本剤の裏面のアルミ箔に傷をつけないようにしてください。
  5. 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。

用法・用量

なるべく空腹時をさけて服用し、服用間隔は6時間以上おいてください。
年齢1回量1日服用回数
成人(15歳以上)2錠2回を限度とする。
15歳未満服用しないでください。

用法・用量に関連する注意

(1)用法及び用量を厳守してください。
2)錠剤の取り出し方錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出してお飲みください。(誤ってPTPシートをそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります。

製薬会社

アスゲン製薬