知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ピロエース Z 液

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

殺真菌成分「ラノコナゾール」配合剤のみずむし・たむし治療薬です。医薬品。 ●殺真菌成分「ラノコナゾール」が、患部に良く浸透し、角質が厚くなってしまったみずむしにも効果を発揮します。長時間患部に貯留し、1日1回の使用で効果をあらわします。 ●「クロルフェニラミンマレイン酸塩」「クロタミトン」が、患部の不快なかゆみをしずめます。 ●「l-メントール」が、患部にスーッとした清涼感を与え、かゆみをしずめます。 ●「グリチルレチン酸」が、患部の炎症をおさえます。 ●カサカサタイプの症状に塗りやすく、使いやすい液剤です。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
  1. 次の人は使用しないで下さい。
    (1)本剤による過敏症状(発疹・発赤、かゆみ、浮腫等)を起こしたことがある人
  2. 次の部位には使用しないで下さい。
    1. 目や目の周囲、粘膜(例えば、口腔、鼻腔、腔等)、陰のう、外陰部等
    2. しっしん
    3. 湿潤、ただれ、亀裂や外傷のひどい患部

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談して下さい。
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 乳幼児
    3. 本人又は家族がアレルギー体質の人
    4. 薬によリアレルギー症状を起こしたことがある人
    5. 患部が顔面又は広範囲の人
    6. 患部が化膿している人
    7. 「しっしん」か「みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし」かがはっきりしない人
      (陰のうにかゆみ・ただれ等の症状がある場合は、しっしん等他の原因による場合が多い)
    8. 妊婦又は妊娠していると思われる人
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
    1. 使用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位
      症状
      皮ふ
      発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、刺激感、水疱、亀裂、乾燥・つっぱり感、ただれ
      なお、「むくみ、息苦しさ」があらわれた場合には、直ちに医師の診察を受けて下さい。
    2. 2週間位使用しても症状がよくならない場合や、使用後、症状がかえって悪化した場合(ただれたり、化膿したり、病巣が前より広がる等)

効能・効果

みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

成分・分量

100ml中
成分分量
ラノコナゾール1.0g
クロルフェニラミンマレイン酸塩0.5g
クロタミトン5.0g
グリチルレチン酸塩0.5g
l-メントール1.0g

添加物:マクロゴール、アジピン酸ジイソプロピル、pH調節剤、エタノール
本剤にはアルコールが含まれていますので、塗布時にしみることがあります。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない涼しい所に密栓して保管して下さい。
  2. 小児の手の届かない所に保管して下さい。
  3. 他の容器に入れ替えないで下さい(誤用の原因になったり品質が変わります)。
  4. 火気に近づけないで下さい。
  5. 本剤は化学繊維、プラスチック類、塗装面等を溶かしたりすることがありますので、床、家具、メガネ等につかないようにして下さい。
  6. 表示の使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。
    容器の使用期限表示(底面下段)は、西暦下二桁、月を表示しています。

用法・用量

1日1回、適量を患部に塗布して下さい。

使用法に関連する注意

  1. 2週間位使用しても症状がよくならない場合や、使用後、症状がかえって悪化した場合は、医師又は薬剤師に相談して下さい。
  2. 患部やその周囲が汚れたまま使用しないで下さい。
  3. 目に入らないように注意して下さい。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けて下さい。
  4. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させて下さい。
  5. 外用にのみ使用して下さい。

    ※患部をよく洗ってから患部より広めに薬剤を塗布して下さい。菌の増殖や二次感染を防ぐため患部を清潔に保ちましょう。足は不潔になりやすいので特に清潔にして下さい。また、再発しやすい病気ですから、自覚症状がなくなってからも2-4週間は治療を続けることが大切です。

プッシュ式容器の使い方

◎使用前
温度の高い場所に置かれた場合や薬液が少なくなった場合、容器の中の圧力が高くなり薬液が多く出ることがありますので、使用前に容器の先端を上に向けて、手の指で先端部分を押して中の空気を抜いて下さい。

◎使用中
使用する際は、容器の先端を下に向け、患部に軽く押しあてて塗布して下さい。先端を押したままにすると、薬液が出続けますので注意して下さい。

製薬会社

第一三共ヘルスケア