一般用医薬品
フェミニーナ 膣 カンジダ 錠
- リスク区分
- 第一類医薬品
製品の特徴
腟カンジダの症状を改善する治療薬です。
本製品は有効成分オキシコナゾール硝酸塩がカンジダ菌を殺菌し、腟カンジダの再発を元から治します。デリケートゾーンのがまんできないかゆみ・ぽろぽろとした白いおりものなどを伴う腟カンジダに効いていきます。
腟カンジダは、カンジダ菌という真菌(カビに近い仲間)によって起こる腟炎です。腟カンジダにかかると外陰部のかゆみと、おりものの見た目*や量に変化がおこり、ときに外陰部の熱感、痛み、腫腸感を伴います。*おりものの性状は、腟カンジダ特有のおかゆ(カッテージチーズ)状、白く濁った酒かす状です。
本剤の使用は以前に医師から腟カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限ります。
使用上の注意
してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
- 次の人は使用しないこと
- 以前に医師から腟カンジダの診断・治療を受けたことがない人
- 腟カンジダの再発までの期間が2ヶ月以内の人、又は2ヶ月以上であっても、直近6ヶ月以内に2回以上感染した人
- 腟カンジダの再発かどうかよくわからない人(おりものが、おかゆ(カッテージチーズ)状、白く濁った酒かす状ではない、いやなにおいがあるなどの場合、他の疾患の可能性が考えられる)
- 発熱、悪寒がある人
- 悪心、嘔吐がある人
- 下腹部に痛みがある人
- 背中や肩に痛みがある人
- 不規則な出血または異常な出血、血の混じったおりものがある人
- 腟または外陰部に潰瘍、水膨れまたは痛みがある人
- 排尿痛がある人または排尿困難な人
- 次の診断を受けた人:糖尿病
- ワルファリンなどの抗凝血薬を使用している人
- 本剤の成分に対しアレルギー症状を起こしたことがある人
- 妊婦または妊娠していると思われる人
- 15才未満の小児または60才以上の高齢者
- 本剤を使用中は、次の医薬品を外陰部に使用しないこと
フェミニーナ軟膏Sなどカンジダ治療薬以外の外皮用薬
相談すること
- 次の人は使用前に医師または薬剤師に相談すること
- 医師の治療を受けている人
- 授乳中の人
- 本人または家族がアレルギー体質の人
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の場合は、直ちに使用を中止し、この添付文書を持って医師または薬剤師に相談すること
- 使用後、次の症状があらわれた場合
腟:疼痛(ずきずきする痛み)、腫脹感(はれた感じ)、発赤、刺激感、かゆみ、熱感 - 3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合は医師の診療を受けること
- 使用後、次の症状があらわれた場合
効能・効果
腟ガンジダの再発(以前に医師から、腟ガンジダの診断・治療を受けたことのある人に限る)
成分・分量
1日量(1錠)中
添加物:乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸水和物、ステアリン酸マグネシウムを含有する
有効成分 | 分量 | はたらき |
オキシコナゾール硝酸塩 | 100mg | 膣カンジダの原因であるカンジダ菌を殺菌する |
添加物:乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸水和物、ステアリン酸マグネシウムを含有する
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること
- 小児の手の届かない所に保管すること
- 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)
- 使用期限を過ぎた製品は使用しないこと
用法・用量
大人(15才以上60才未満)1日1回1錠を腟深部に挿入する(就寝前が望ましい)
6日間連続して使用すること。ただし、3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合には医師の診療を受けること
*用法・用量に関連する注意
(1)定められた用法・用量を厳守すること
(2)この薬は腟内にのみ使用し、飲まないこと。もし、誤って飲んでしまった場合は、すぐに医師の診療を受けること
(3)途中で症状が消失しても、使用開始から6日間使用すること
(4)生理中は使用しないこと。使用中に生理になった場合は使用を中止すること。その場合治癒等の確認が必要であることから、医師の診療を受けること。(生理中は薬剤の効果が十分得られない場合があります。)
6日間連続して使用すること。ただし、3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合には医師の診療を受けること
年齢 | 1回量 | 使用回数 |
大人(15才以上60才未満) | 1錠 | 1日1回 |
15才未満または60才以上 | 使用しないこと |
*用法・用量に関連する注意
(1)定められた用法・用量を厳守すること
(2)この薬は腟内にのみ使用し、飲まないこと。もし、誤って飲んでしまった場合は、すぐに医師の診療を受けること
(3)途中で症状が消失しても、使用開始から6日間使用すること
(4)生理中は使用しないこと。使用中に生理になった場合は使用を中止すること。その場合治癒等の確認が必要であることから、医師の診療を受けること。(生理中は薬剤の効果が十分得られない場合があります。)
製薬会社
小林製薬