知っておきたい 『医学の雑学』

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私達が感じる「感覚」にも何か法則があるの?
私たちの身体に与えられる刺激の強さと、それにより感じる感覚の 強さの間には比例関係が成り立っており、それは「ウェーバーの法 則」と呼ばれています。 異なる強さの刺激を識別するのに必要な刺激の値のうち、最も小さ いものは「弁別閾」と呼ばれますが、感覚は持続的な刺激を受ける と次第に弱く感じるようになってしまいます。これは、感覚の順応 と言われるもので、受容器によって異なり、触覚や嗅覚では順応が 早く、痛覚では順応が起こりにくいといった特徴があるのです。 また各種の感覚受容器においては、音は聴覚、光は視覚など、その 受容器にとって最適な刺激は「適刺激」と呼ばれています。