運動負荷心筋血流シンチグラフィー
			- 検査対象
 - 心臓
 
運動により心臓に負荷を与えたのち、心筋の細胞に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射し、その直後および4時間後にシンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「運動負荷心筋血流シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、虚血性心疾患の起きている場所や程度などの診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 狭心症
 - 心筋梗塞
 - 虚血性心不全
 - 心不全
 - など
 
備考
概要 | 心筋に負荷を与える運動にはトレッドミルや自転車エルゴメーターなどが用いられます。 | 
|---|---|
メリット | 心筋の酸素需要と供給の乖離を評価でき、労作時の症状や運動耐容能を評価することもできます。 | 
デメリット | 検査時間が長くなってしまいます。 | 
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す  | 
- 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。
 

