知っておきたい 『病院の検査』

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尿潜血反応

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検体
尿

正常では尿に含まれない「赤血球」「ヘモグロビン」「ミオグロビン」の有無をみる検査。
「腎臓疾患」「尿路の異常」「溶血性貧血」「筋肉の損傷」などの診断指標となる。

基準値

陰性(-)

異常値を示す疾患

血尿
  • 急性腎炎
  • 慢性腎炎
  • 痛風
  • 活動性ループス腎炎
  • ループス腎炎
  • 急速進行性腎炎
  • 線溶性紫斑病
  • 血管性紫斑病
  • 紫斑病
  • 血栓性血小板減少性紫斑病
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 腎盂がん
  • 尿管腫瘍
  • 前立腺がん
  • 特発性腎出血
  • 尿道結石
  • 膀胱結石
  • 尿管結石
  • 腎臓結石
  • 腎梗塞
  • 腎結核
  • 前立腺炎
  • 尿道炎
  • 膀胱炎
  • 腎炎
  • 排泄低下型痛風
  • ウェゲナー肉芽腫症
  • グッドパスチャー症候群
  • など
ヘモグロビン尿
  • 不適合輸血
  • 溶血性貧血
  • 播種性血管内凝固症候群
  • マラリア
  • 重症火傷
  • 発作性寒冷血色素尿症
  • など
ミオグロビン尿
  • 横紋筋融解症
  • 心筋梗塞
  • 多発性筋炎
  • 筋ジストロフィー
  • クラッシュ症候群
  • 外傷性筋肉損傷
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。