知っておきたい 『病院の検査』

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尿ケトン体

doctor iat
検体
尿

血糖が不足したときに肝臓で産生される「ケトン体」の有無や含有量をみる検査。
ケトン体は「アセトン体(アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸・アセトン)」の総称で、糖尿病など「糖の代謝異常」の診断指標となる。

基準値

定性 陰性(-)
定量 2.5mg/dL 以下

異常値を示す疾患

陽性を示す疾患

  • 糖尿病
  • 腎性糖尿
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 脱水
  • 甲状腺機能亢進症
  • 吸収不良症候群
  • 妊娠悪阻
  • 膀胱炎
  • 出血性膀胱炎
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。