知っておきたい 『病院の検査』

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プラスミノゲン

PLG
doctor iat
検体
血漿

血栓(フィブリン)を分解するプラスミンの前駆物質である「プラスミノゲン(PLG)」の値を調べる検査。
プラスミノゲンは、肝臓で合成されるタンパク質で線溶の活性状態により、その値が変化するため「肝臓疾患」や「播種性血管内凝固症候群(DIC)」などの診断指標となる。

基準値

71~128%

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 慢性炎症性疾患
  • 悪性腫瘍
  • 血栓性静脈炎
  • 外傷
  • ストレス
  • など

低値を示す疾患

  • 播種性血管内凝固症候群
  • 肝硬変
  • 進行性肝がん
  • 心筋梗塞
  • 敗血症
  • 先天性プラスミノゲン欠乏症
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。