知っておきたい 『病院の検査』

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全血凝固時間

doctor iat
検体
全血

血液を試験管(内径10㎜・長さ10㎝)に取り、37℃に保った状態で血液が凝固するまでの時間を測定する検査。
止血機能の診断指標の一つ。

基準値

7~11

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 播種性血管内凝固症候群
  • 肝臓障害
  • 血液凝固第Ⅷ因子欠乏症(血友病A)
  • 血液凝固第Ⅸ因子欠乏症(血友病B)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。