知っておきたい 『病院の検査』

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血小板数

PLT
doctor iat
検体
全血

血液の細胞成分の一つである血小板の数を調べる検査。
血小板は出血を止める働きを担っているため、その増減は「出血傾向」や「止血機能の状態」をみる指標となる。

基準値

13~37万/μL

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 慢性骨髄性白血病
  • 真性多血症
  • 本態性血小板血症
  • 原発性骨髄線維症
  • 出血
  • 鉄欠乏性貧血
  • 脾臓の摘出
  • 感染症
  • 炎症性疾患
  • 悪性腫瘍
  • クローン病(Crohn 病)
  • 血小板増加症
  • など

低値を示す疾患

  • 再生不良性貧血
  • 急性白血病
  • 巨赤芽球性貧血
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 播種性血管内凝固症候群
  • 血栓性血小板減少性紫斑病
  • 門脈圧亢進症
  • 敗血症
  • 風疹
  • マラリア
  • アルコール性肝炎
  • 妊娠中毒症
  • 重症妊娠中毒症
  • ウィスコット・アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich 症候群)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。