これで解決!『介護福祉の疑問』

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寝たきりなので、チューブ栄養や胃瘻に変えようと思うのですが…?

ほぼ寝たきり状態なのですが、出来るだけ口から食べれるようにしたほうがいいと言われました。胃瘻やチューブ栄養で栄養は補え、生命は維持できるのではないのでしょうか?味わったりする楽しみはなくなると思いますが、他に口から食べることの必要性がありますか?

口から食べる機能が残されているなら…。口から食べることが生きる実感につながりたくさんの効果があります

口から食べることには、たくさんの効果が考えられます。

口から食べることで「味」「香」「舌触り」などを感じ自分の力で生きていることの実感により、生活の意欲へ繋がり表情も豊かになります。

五感を刺激し脳全体が活発になり、噛んで飲み込むことは大脳を刺激し、血行を良くして活性化させています。

食事をするまでに、起き上がる、食卓に着く、箸などを持つなど様々な生活動作がともない、口から食べるということが整えば他の生活動作にともなってできることが増えると言えます。

また、栄養を口からとることで免疫力が高まり感染を起こしにくくします。

口から食べることで唾液の分泌も促します。

唾液の分泌が減ると口の中が乾燥して、ろれつが回らなくなって会話が減ってくることがあります。

話をするのが億劫になり、自信を失ったりすることもありコミュニケーションの維持のためにも口から食べることは大切と言えます。