知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ミミトン IB

リスク区分
第二類医薬品

製品の特徴

8種類の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和するかぜ薬です。イブプロフェンの解熱・鎮痛作用により、かぜによる発熱・さむけ(悪寒)・頭痛・のどの痛みなどに効果があります。柑橘類などに含まれるビタミンPの一種であるヘスペリジンを配合しています。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)
  1. 次の人は服用しないこと
    1. 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
    3. 15歳未満の小児。
    4. 出産予定日12週以内の妊婦。
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
    他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)
  3. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと(眠気等があらわれることがある)
  4. 服用前後は飲酒しないこと
  5. 5日間を超えて服用しないこと

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
    1. 医師又は歯科医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    3. 授乳中の人。
    4. 高齢者。
    5. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    6. 次の症状のある人。高熱、排尿困難
    7. 次の診断を受けた人。甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、緑内障、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病
    8. 次の病気にかかったことのある人。胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病
  2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
    関係部位症状
    皮膚発疹・発赤、かゆみ、青あざができる
    消化器吐き気・嘔吐、食欲不振、胃痛、胃部不快感、胸やけ、胃もたれ、腹痛、下痢、血便、胃腸出血、口内炎
    精神神経系めまい
    循環器動悸
    呼吸器息切れ
    泌尿器排尿困難
    その他鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、目のかすみ、耳なり、むくみ、からだがだるい

    まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
    症状の名称症状
    ショック(アナフィラキシー)服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
    皮膚粘膜眼症候郡
    (スティーブンス・ジョンソン症候群)、
    中毒性表皮壊死融解症
    高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
    肝機能障害発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
    腎障害発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
    無菌性髄膜炎首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等の症状があらわれる。
    (このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
    間質性肺炎階段を上ったり、少し無理をすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
    ぜんそく息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
    再生不良性貧血青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
    無顆粒球症突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
  3. 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    便秘、下痢、口のかわき、眠気
  4. 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

効能・効果

かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

成分・分量

1日量(6カプセル)中
  • イブプロフェン:450mg
    発熱、のどの痛み、頭痛、関節や筋肉の痛みに効果があります。
  • チペピジンヒベンズ酸塩:75mg
    せきの中枢に作用してせきをしずめ、たんを切ります。
  • dl-メチルエフェドリン塩酸塩:60mg
    気管支をひろげてせきをしずめ、たんを切ります。
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩:7.5mg
    抗ヒスタミン作用により、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの症状を抑えます。
  • 無水カフェイン:75mg
    脳の血管に働いて、頭痛をしすめます。
  • ヘスペリジン:90mg
    ビタミン
  • カンゾウ乾燥エキス(原生薬換算量900mg):180mg
    かぜによるのどの炎症や痛みを抑えます。
  • キキョウ乾燥エキス(原生薬換算量400mg):89mg
    たんをうすめて、たんの切れをよくします。

    添加物としてヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、結晶セルロース、バレイショデンプン、カルメロースカルシウム、ゼラチン・マクロゴール4000・酸化チタン・ラウリル硫酸ナトリウム(カプセル本体)を含む

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
  2. 小児の手の届かない所に保管すること。
  3. 他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる)
  4. 使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
  5. 一度内装(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。

用法・用量

次の1日量を1日3回食後なるべく30分以内に服用すること
成人(15歳以上)15歳未満
1回量2カプセル服用しないこと

用法・用量に関連する注意

  1. 用法・用量を厳守すること。
  2. カプセルの取り出し方
    カプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる。)

製薬会社

ワキ製薬