知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ベンザブロック せき止め錠

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

のどの痛みを伴うせき・たんによく効く咳止め・去たん風邪薬です。ジヒドコロデインリン酸塩、プロムヘキシン塩酸塩などの鎮咳去たん成分に加えて、痛み、ハレを抑えるようトラネキサム酸を配合。のどの痛みを伴う、せき・たんによく効きます。淡緑色の円形のフィルムコーティング錠で、メントールの香りがし、すっきりとした服用感です。6歳のお子様から、ご家族みんなで服用できます。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)
  1. 次の人は服用しないこと
    本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと
    他の鎮咳去たん薬、かぜ薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗り物酔い用薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)、鎮静薬、トラネキサム酸を含有する内服薬
  3. 服用後、乗り物または機械類の運転操作をしないこと
    (眠気等があらわれることがある。)
  4. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
  5. 過量服用・長期連用しないこと

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    1. 医師または歯科医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦または妊娠していると思われる人。
    3. 高齢者。
    4. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    5. 次の症状のある人。
      高熱
    6. 次の診断を受けた人。
      心臓病、高血圧、糖尿病、腎臓病、甲状腺機能障害、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
    1. 服用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位症 状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ
      消化器悪心・嘔吐、食欲不振、胸やけ、胃部不快感、腹痛
      精神神経系めまい、頭痛
      その他血たん
      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること
      症状の名称症状
      ショック(アナフィラキシー)服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる
    2. 5-6回服用しても症状がよくならない場合
  3. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
    :便秘、下痢

効能・効果

のどの痛みを伴うせき・たん

成分・分量

9錠(成人の1日服用量)中
はたらき成 分含量
せきを和らげるジヒドロコデインリン酸塩30mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩75mg
ノスカピン60mg
たんを排出しやすくするブロムヘキシン塩酸塩12mg
のどの痛みを和らげるトラネキサム酸420mg
添加物:乳糖水和物、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、銅クロロフィリンNa、カルナウバロウ、ハッカ油

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
  2. 小児の手の届かない所に保管すること。
  3. 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
  4. 使用期限の過ぎた製品は服用しないこと。
  5. 箱の「開封年月日」記入欄に、内袋(アルミの袋)を開封した日付を記入すること。
  6. 一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より2ヶ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
  7. 内袋(アルミの袋)の中の乾燥剤は服用しないこと。

用法・用量

次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯でかまずに服用すること。
年 齢1回量1日服用回数
成人(15歳以上)3錠3回
11歳-14歳2錠
6歳-10歳1錠
6歳未満服用しないこと

用法・用量に関連する注意

  1. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること
  2. 用法・用量を厳守すること
  3. 錠剤の取り出し方
    錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること
    (誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)

製薬会社

武田薬品工業