知っておきたい 『市販の薬』

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一般用医薬品

パブロン 鼻炎錠 S

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎による鼻みず・鼻づまりなどのつらい鼻炎症状に効果的な鼻炎薬です。血管収縮薬の塩酸プソイドエフェドリンをはじめ、抗ヒスタミン薬のマレイン酸カルビノキサミン、分泌抑制薬のベラドンナ総アルカロイド、無水カフェインを配合しています。7才のお子さまから服用できます。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故がおこりやすくなります)
  1. 次の人は服用しないで下さい。
    • 次の症状がある人:前立腺肥大による排尿困難
    • 次の診断を受けた人:高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい。
    他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)、塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬)
  3. 服用後、乗り物又は機械類の運転操作をしないで下さい。(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります)
  4. 長期連用しないで下さい。

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
    • 医師の治療を受けている人
    • 妊婦又は妊娠していると思われる人
    • 高齢者
    • 本人又は家族がアレルギー体質の人
    • 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
    • 次の症状のある人:高熱、排尿困難
    • 次の診断を受けた人:緑内障
    • モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン等)で治療を受けている人
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
    • 服用後、次の症状があわられた場合
      関係部位症状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ
      消化器悪心・嘔吐、食欲不振
      精神神経系めまい、不眠、神経過敏、頭痛
      その他排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさ
    • 5-6日間服用しても症状がよくならない場合。
  3. 次の症状があわられることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談して下さい。
    口のかわき、便秘

効能・効果

急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭重(頭が重い)

成分・分量

2錠中
成分分量はたらき
塩酸プソイドエフェドリン60mg血管収縮作用により、鼻粘膜の充血・はれを抑制し、鼻づまりを改善します。
マレイン酸カルビノキサミン4mg抗ヒスタミン作用により、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりをおさえます。
ベラドンナ総アルカロイド0.2mg分泌抑制作用により、鼻みずをおさ、なみだ目を改善します。
無水カフェイン50mg鼻炎に伴う頭重感をやわらげます。
添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、無水ケイ酸、セルロース、乳糖、ステアリン酸Mg

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手のとどかない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります)
  4. 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。なお、使用期限内であっても、開封後は6ヶ月以内に服用して下さい。(品質保持のため)

用法・用量

次の量を服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
  • 15才以上:1回量2錠、服用回数/1日3回
  • 7-14才:1回量/1錠、服用回数/1日3回
  • 7才未満:服用しないこと。

注意

  • 定められた用法・用量を厳守して下さい。
  • 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて下さい。
  • 錠剤の取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用して下さい。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)

製薬会社

大正製薬