知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

プラジカンテル

解説

『プラジカンテル』は、感染症などの薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

体内に侵入した吸虫に取り込まれて吸虫細胞膜のカルシウムイオン透過性を上昇させる作用があるため、吸虫内にカルシウムイオンが過剰に取り込まれて筋収縮や麻痺を引き起こさせ、死滅させる効果を示します。この成分は効果が高く、1~2日間の服用で治療が可能です。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

プラジカンテル過敏症、有鉤のう虫症

[慎重に使用すべき場合]

妊婦

副作用

頭重、食欲不振、ねむけ、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、胃痛、頭痛、めまい、倦怠感、耳鳴り、発熱

重大な副作用

過敏症状(発疹、かゆみなどのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発品]

ビルトリシド