知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

トブラマイシン

解説

『トブラマイシン』は、眼の薬、感染症などの薬、抗生物質 に用いられる医薬品成分です。

作用

細菌の成育に必要なタンパク質合成を阻害する作用があるため、細菌の増殖を抑える効果を示します。主にブドウ球菌・連鎖球菌・肺炎球菌などに効力を示すため、皮膚・呼吸器・胆道・眼・耳・生殖器などの感染症に広く用いられています。グラム陰性菌やグラム陽性菌による感染症に効果があり、結膜炎、麦粒腫、角膜炎などに用いられています。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

トブラマイシン過敏症、アミノグリコシド系抗生物質過敏症、バシトラシン過敏症

[慎重に使用すべき場合]

内耳神経障害、腎機能障害、腎機能障害の可能性、パーキンソン病、パーキンソン病の可能性、重症筋無力症、重症筋無力症の可能性、神経筋障害、神経筋障害の可能性

副作用

まぶたの腫れ、まぶたの発赤、結膜の腫れ、目のかゆみ、目の刺激感、目の刺激痛、過敏症(かゆみ、発疹、じんましん)、口腔咽頭痛、ラ音、発声障害、鼻炎、肺機能低下、咳嗽、喀血、喀痰増加、気管支けいれん、喘息、呼吸困難、喉頭炎、失声症、味覚異常、頭痛、浮動性めまい、胸痛、無力症、倦怠感、発熱、疼痛、腹痛、悪心、嘔吐、食欲減退

重大な副作用

急性腎不全、第Ⅷ脳神経障害

本成分を用いた医薬品

[先発品]

トブラシン