知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

タンニン酸アルブミン

解説

『タンニン酸アルブミン』は、胃腸の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

タンニン酸とタンパク質であるアルブミンの化合物で、胃では分解されず腸に入ってから膵液により徐々に分解され、タンニン酸が遊離して腸粘膜に付着し、その炎症面を覆って保護する効果があります。また、タンニン酸が腸粘膜に付着することによって腸粘膜への刺激が和らぐため、蠕動運動が抑えられて下痢が止まる効果も示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

タンニン酸アルブミン過敏症、牛乳アレルギー、出血性大腸炎、鉄剤使用者

副作用

肝機能障害、便秘、食欲不振

重大な副作用

アナフィラキシー様症状、ショック、呼吸困難、喘息発作

本成分を用いた医薬品