知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

オメガ-3脂肪酸エチル

解説

『オメガ-3脂肪酸エチル』は、循環器系の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

この成分にはEPA(イコサペント酸エチル)やDHA(ドコサヘキサエン酸エチル)が含まれており、肝臓でのトリグリセリド合成に関与する肝性トリグリセリドリパーゼ(HTGL)の働きを活性化させるとともに、血液中でのリポ蛋白リパーゼ(LPL)を増加させてトリグリセリドの分解を促進する作用があり、血液中の中性脂肪(トリグリセリド)を減らす効果を示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血、オメガ-3脂肪酸エチル過敏症

[慎重に使用すべき場合]

外傷、手術後、抗凝固薬使用者、抗血小板薬使用者

副作用

過敏症(発疹、薬疹、かゆみ)、高血糖、痛風、めまい、頭痛、味覚異常、低血圧、鼻出血、下痢、悪心、腹部膨満感、便秘、消化不良、肝機能障害

本成分を用いた医薬品

[先発品]

ロトリガ粒状