知っておきたい 『医学の雑学』

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「胆汁」って、どんな働きをしているの?
胆汁は、肝臓の細胞で作られる液体で「脂肪酸」「胆汁色素」「コ レステロール」などにより構成され、普段は肝臓の下面に位置する 「胆嚢」という袋に貯蔵されています。 そしてそれは脂肪の代謝に重要な役割を果たす物質で、食事の際に 胆嚢から十二指腸へと注がれますが消化酵素ではありません。 胆汁が排出されるメカニズムは、十二指腸から血液中に「コレシス トキニン」というホルモンが放出されることによるもので、そのホ ルモンの作用により胆嚢が収縮するのです。 また胆嚢は、胆汁の貯蔵以外に胆汁を濃縮する仕事も担っており、 その際に「胆石」が形成されてしまうことがあるのです。