知っておきたい 『病院の検査』

イアトリズム総合案内

皮内テスト

doctor iat
検査対象
皮膚

アレルギー疾患が認められる際に、想定されるアレルゲン(アレルギーの原因物質)を用いて、その皮膚反応によりアレルゲンを特定する検査。
微量の抗原液を皮内に注射し、15~20分後にその部位に生じる反応で判定する。
膨疹平均短径9mm 以上 または 発赤平均短径 20mm 以上 で陽性となる。ただし、発赤がなければ陰性とする。

基準値

陰性(-)

検査の対象となる主な疾患

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • など

備考

メリット

アレルゲンを特定することができます。

デメリット

検査の際、アレルギー反応が過剰におこる可能性があります。

注意事項

①検査3日前からステロイド剤の服用を控える
②検査中は検査部位を擦らない
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。