知っておきたい 『病院の検査』

イアトリズム総合案内

好酸球

EO
doctor iat
検体
全血

白血球の一つである好酸球の全白血球に対する割合を調べる検査。
好酸球は、アレルギーなどに関与するため、その増減は「アトピー性皮膚炎」や「寄生虫」などの診断指標となる。

基準値

1~5%

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • アレルギー疾患
  • アトピー性皮膚炎
  • 寄生虫感染症
  • 猩紅熱
  • 膠原病
  • 気管支喘息
  • 特発性好酸球増加症
  • じんましん
  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支拡張症
  • 気管支肺アスペルギルス症
  • 副鼻腔炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  • クラミジア-トラコマティス感染症
  • など

低値を示す疾患

  • 腸チフス
  • 急性感染症
  • クッシング症候群(Cushing 症候群)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。