知っておきたい 『病気と症状』

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甲状腺機能低下症は、何らかの原因によって甲状腺ホルモンである トリヨードサイロニン(T3)およびサイロキシン(T4)の分泌 が低下し全身の代謝機能低下をきたす疾患で、先天的に生じ身体と 精神の発達遅延をきたすものは「クレチン病」、顔面や四肢の皮膚 に硬い浮腫が現れるものは「粘液水腫」と呼ばれます。 原因は、甲状腺自体に異常がある原発性、下垂体や視床下部に病変 がある中枢性、末梢において甲状腺ホルモンを受容する機能に異常 がみられるホルモン不応性に分けられますが、その大半は原発性の もので、徐脈・脱毛・皮膚の乾燥・活動性の低下・倦怠感・うつ・ 嗄声・低体温・発汗減少・月経異常など様々な症状がみられます。

『甲状腺機能低下症』

代表的な『症状』
発汗減少・嗄声・全身倦怠感・疲れやすい・体重増加・低体温・食欲減退・便秘・息切れ・皮膚乾燥・頭髪や眉の脱毛・むくみ・こむら返り・活動性の低下 など
発症する『原因』
甲状腺ホルモンの分泌低下・ヨウ素の摂取不足 など
行われる『検査』
内分泌検査・血液生化学検査・血清学的検査 など
行われる『治療』
ホルモン療法・鍼灸治療 など