知っておきたい 『病気と症状』

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流行性耳下腺炎は俗に「おたふく風邪」とも呼ばれ、ムンプスウイ ルスが飛沫感染により気道粘膜で増殖した後、血液中に入って主に 耳下腺や顎下腺を炎症・腫脹させる感染症です。 症状は2~3週間の潜伏期間の後、頭痛や発熱、痛みをともなった 耳下腺腫脹が出現します。また、ムンプスウイルスが血液を介して 広がるため、全身のリンパ節や髄膜、生殖器、膵臓などで発病する 場合もあります。 発熱は数日で軽快し、耳下腺腫脹は約1週間で消退するため一般的 に予後は良好だが、合併症や不妊の原因ともなるため、早期の治療 が必要です。

『流行性耳下腺炎(おたふく風邪)』

代表的な『症状』
耳の下の腫れ・痛み・発熱・頭痛・咳・鼻水・のどの痛み など
発症する『原因』
ムンプスウイルス
行われる『検査』
血液生化学検査・血清学的検査・触診 など
行われる『治療』
薬物療法・対症療法・鍼灸治療 など