知っておきたい 『病院の検査』

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アプノモニター検査

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検査対象
睡眠時呼吸

「アプノモニター検査」は、アプノモニターと呼ばれる簡易睡眠時呼吸検査装置を用いて、鼻孔・のどぼとけ・人差し指に装着したセンサーにより、鼻呼吸・口呼吸の音や流れ、血中酸素濃度などを記録し、睡眠中の無呼吸や低酸素の状態から「睡眠時無呼吸症候群」を判定する。

検査の対象となる主な疾患

  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 不眠症
  • 巨人症
  • など

備考

概要

本体である記録器具に繋がった異なる役割のある3つのセンサーを鼻孔・喉ぼとけの下・人差し指に取り付けて、睡眠中の吸気の流れ、喉の音、酸素濃度を調べて睡眠時無呼吸症候群の診断を行う検査です。鼻孔に取り付けたセンサーは鼻や口での吸気の流れを感知しており、喉ぼとけの下のものは空気が気道を通る音やイビキを感知しています。また、人差し指に取り付けたものは血液中の酸素飽和度を測定する役割があり、これら3つのセンサーによって睡眠時の無呼吸の回数を解析し、本体で記録します。記録されたデータはパソコンに繋いで確認することが出来ます。

メリット

自宅で検査することができ、夜中に起きてトイレに行きたい時でも外さずに自由に行くことが可能です。

デメリット

睡眠時無呼吸症候群であるかの診断には利用できるもののタイプや重症度までは解らないため、この検査によって睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合には睡眠ポリグラフ検査によって更に詳しく調べる必要があります。

注意事項

①睡眠中に無呼吸を引き起こす可能性があるお酒は控える。
②就寝前の飲水を少なめにする。
③記録データが少なくならないよう充分な睡眠時間をとる。
④寝返りなどで外れないようにセンサーを固定する。
⑤爪のマニキュアを落とす。
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。