知っておきたい 『病院の検査』

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腹水

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検体
腹水

腹膜腔に存在する腹水を腹腔穿刺により採取し、その性状や量などを調べる検査。
腹水の貯留は、静脈圧の上昇や浸透圧の低下などによる「漏出性」のものと、炎症や腫瘍などを原因とする「滲出性」のものがあるため、その貯留原因の違いにより「ネフローゼ症候群」や「うっ血性心不全」また、「悪性リンパ腫」や「がん性腹膜炎」などの診断指標とする。

基準値

ごく少量(成人の健常者)

異常値を示す疾患

漏出性
  • うっ血性心不全
  • ネフローゼ症候群
  • 肝硬変
  • 慢性肝炎
  • など
滲出性
  • がん性腹膜炎
  • 悪性リンパ腫
  • 膵臓がん
  • 膵炎
  • 胆嚢炎
  • 子宮外妊娠
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。