知っておきたい 『病院の検査』

イアトリズム総合案内

ProGRP

ガストリン放出ペプチド前駆体
doctor iat
検体
血清

腫瘍マーカー「ProGRP(ガストリン放出ペプチド前駆体)」の値を調べる腫瘍のスクリーニング検査。
ProGRPは、神経ペプチドホルモンで「肺小細胞がん」や「膵臓がん」「卵巣がん」「カルチノイド」「間質性肺炎」などの診断指標となる。

基準値

46pg/mL 以下

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 肺小細胞がん
  • 神経内分泌腫瘍
  • 甲状腺髄様がん
  • 膵臓がん
  • 卵巣がん
  • カロチノイド
  • 間質性肺炎
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。