知っておきたい 『病院の検査』

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AFP

α-フェトプロテイン
doctor iat
検体
血清

腫瘍マーカー「AFP(α-フェトプロテイン)」の値を調べる腫瘍のスクリーニング検査。
AFPは、胎児期に産生される胎児性タンパクで、臓器特異性が高く主に肝臓や卵巣の腫瘍、特に「肝細胞がん」などの診断指標となる。
妊娠によってもその値は上昇する。

基準値

10.0ng/mL 以下

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 肝細胞がん
  • 卵巣がん
  • 卵巣嚢腫
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 胃がん
  • 胆管がん
  • 胎児性がん
  • 急性肝炎
  • 慢性肝炎
  • 肝硬変
  • 先天性胆道閉鎖症
  • 妊娠後期
  • 精巣がん
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。