知っておきたい 『病院の検査』

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マイコプラズマ-ニューモニエ抗体検査

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検体
血清

飛沫感染などにより感染する微生物「マイコプラズマ-ニューモニエ」の存在の有無を調べる検査。
マイコプラズマ-ニューモニエは、肺炎などの原因となるもので、体内に侵入すると免疫反応により「マイコプラズマ-ニューモニエ抗体」が産生されるため、それを調べることにより感染の有無をみる指標とする。
主な検査方法にIgG抗体を調べる感染初期に向く「CF法」と、IgM抗体を調べる急性期に向く「PA法」の2種がある。

基準値

CF法 4倍 未満
PA法 40倍 未満

異常値を示す疾患

陽性を示す疾患

  • 関節炎
  • 紅斑丘疹性発疹症
  • 気管支炎
  • 上気道炎
  • マイコプラズマ-ニューモニエ感染症
  • ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré 症候群)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。