知っておきたい 『病院の検査』

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リンパ球

LYMP
doctor iat
検体
全血

白血球の一つであるリンパ球の全白血球に対する割合を調べる検査。
リンパ球は、免疫を司るため、その増減は「感染症」「免疫不全症」などの診断指標となる。

基準値

20~50%

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 伝染性単核球症
  • 百日咳
  • 風疹
  • 梅毒
  • 結核
  • ウイルス性肝炎
  • リンパ腫
  • 乳がん
  • 甲状腺機能亢進症
  • 耳下腺炎
  • おたふく風邪
  • リンパ性白血病
  • アジソン病
  • 急性感染症
  • EBウイルス感染症
  • 多発性神経炎
  • など

低値を示す疾患

  • 全身性エリテマトーデス
  • HIV感染症(AIDS)
  • 原発性免疫不全症候群
  • サルコイドーシス
  • ホジキンリンパ腫
  • 栄養障害
  • ステロイド剤の連用
  • うっ血性心不全
  • カリニ肺炎
  • クッシング症候群(Cushing 症候群)
  • など
  • 基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。